私達は常日頃から、湿り気について肌感覚で判断します。例えば夏の暑い時期であれば、ジメジメとしているということから高いということがわかります。また冬の寒い時には、肌が乾燥するということから低いということを感じます。このように、私たちの生活の中において湿り気というものは大変身近なものになってきています。
そのために、それがどのくらいであるかということを知るということは、多くの人々が関心を持つことの一つとなっています。また、天候とも関係してきていますので、そのような意味合いでも興味を持たれるところです。例えば、高くなってくると雨が降るというようなことの予兆となります。出かける際、傘を持っていかなければならないかというような判断をする際には大変重要な指標です。
このように多くの人が関心を持っているということから、それを測る湿度計というものも数多く生産されています。少し前の時代であれば、湿度計といえば吸湿性のあるものを使ってその伸びから測るというようなことがよく行われてきていました。このような湿度計は簡易で大変設置しやすいのですが、その後のデータ処理などを考えると電子化できるようなセンサーというものが必要になってきます。この湿り気を感じるセンサーとして知られるものには二つのタイプがあります。
一つは、水分を吸収し抵抗が変わるという事を計測するセンサーです。もう一つは、吸湿による電気容量が変わるということを利用するものです。温度計のセンサーのことならこちら